文部科学省によれば、児童や生徒などにわいせつな行為をしたとして懲戒処分などを受けた日本全国の公立学校の教員は、2018年度合わせて282人に上った。これは、前年度より72人多く、調査を始めた1977年度以降、最も多くなった。
内訳は小学校で75人、中学校で86人、高校で101人、特別支援学校で19人、中等教育学校が1人となっている。
わいせつ行為の対象となったのは同じ学校の児童生徒が最も多く124人、同じ学校の教職員が41人、卒業生が14人。
文部科学省は「過去最多となったことは極めて深刻な事態だ。各教育委員会には懲戒免職の徹底を求めたい。原因は明確にはわからないが、SNSの普及で生徒とつながるケースも確認できている」とコメントしている。