台風29号は熱帯低気圧から台風へと勢力を強めた直後、貧困層が多く暮らすサマール島の南端に上陸。
風速は約42メートルで、木の枝が折れたほか、送電塔や携帯電話の通信塔が倒れる被害が出た。
東サマール州のベン・エバルドーン知事は取材に対し、「軽い素材でできた家屋を除き、大きな被害は出なかった」と述べた。
This is the aftermath of Typhoon #UrsulaPH in Manlurip, Tacloban City as of 6:48 a.m. today. Photos from Rosalie Superable Amantillo. pic.twitter.com/6ODOlKk1nT
— CNN Philippines (@cnnphilippines) December 25, 2019
沿岸警備当局によると、各港ではフェリーが欠航し、クリスマス休暇のため帰省しようとしていた乗客計2万3000人余りが立ち往生している。公式の発表によれば、沿岸部や洪水・土砂災害発生の可能性が高い地域の住民1700人近くが避難した。