トルコ「S400」巡る米国の脅しに屈さず=大統領府報道官

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トルコは24日、ロシアから購入した地対空ミサイル防衛システム「S400」の導入を見送らなければ制裁を科すという米国の脅しに屈することはなく、米国製防衛システム購入のためにS400を手放すつもりもないとする立場を表明した。ブルームバーグが報じた。

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トルコ大統領府のカリン報道官は「わが国がS400を放棄しない限り、米国はパトリオットは売らないと言っている。このような前提条件をわれわれは受け入れられない」と述べた。

北大西洋条約機構(NATO)で2番目の規模の軍隊を有するトルコはNATO脱退を否定しているが、S400を巡る米国との対立はエスカレートしている。トランプ米大統領は制裁に反対しているものの、米議会が制裁を後押ししている。

カリン報道官は、「理不尽な反トルコ感情が米議会にはびこっており、これはトルコと米国の関係にとって良くないことだ」とし、「このような脅しをすれば、彼らが望まない方向にトルコが向かうと理解するべきだ」と語った。


トルコはこれまで米国の最新ステルス戦闘機F-35開発に10億ドル以上の資金提供を行ってきたが、ロシア製ミサイルの購入により、開発プロジェクトから追放された。トランプ大統領が12月20日に署名した国防権限法案によれば、「S-400、あるいはこのシステムと関連のある兵器、物資、人物との関係を持たないこと」が制裁解除の条件として記されている。

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