エメリヤーエンコは、同じく総合格闘家である弟のアレクサンドルについて「彼が自分自身を見つけることを祈っています。現時点では、私にとってアレクサンドルは死んでいます。彼が仲直りしたがっている?お願いですから、まずは彼が暴行を加えた人や、侮辱した人、気を悪くさせた人、お金を騙した人などに謝罪させてください。彼が畜生呼ばわりした全ての人に対して。私がどのくらい長い間彼を助けているかご存じですか?それは何年にもなります。今できる最善の助けは、彼を助けないことです。それがすべてです。人間には自分の道、自分の人生があります。ただ、彼と一緒にいる人たちのことが残念です。彼が悟りを得ますように」と語った。
アレクサンドル・エメリヤーエンコは、何度もスキャンダルに関与している。酔っぱらって喧嘩をしたり、飲酒運転で免許取り消しになったり、2015年には暴行の罪で懲役4年6ヶ月の判決を受け、1年後に仮釈放された。
またヒョードルは、モスクワで行われたアレクサンドルと重量挙げのミハイル・コクリャエフとの試合についても否定的な考えを表した。
ヒョードルは試合について「これはスポーツではなく、半スポーツ的ではないかと思う。(プロボクサーの)コースチャ・チューは(この試合について)『サーカスに行きたくなったら、ザパシニー兄弟(有名なロシアのサーカス芸人)のところに行く』と言った。私はこの試合をサーカスだとは言いたくない。なぜならサーカスを侮辱したくないからだ。あれはスポーツではなかった」と述べた。