強盗に遭ったヴャチャスラフ氏はスプートニクからの取材に、カバンには携帯電話など記者生活に欠かせない多くの人の連絡先が記録されたガジェットが入っており、絶対に体から離すことなどないと語っている。
こんな大事なカバンだからこそ、ロンドンの中心部でかなりの巨体の男が駆け寄り、これを力づくで奪って走り去ろうとした時、老記者は怯むことなく行動した。記者は2回のジャンプで強盗に駆け寄ると首筋に跳びつき、地面に体を押し倒した。
体の大きさの違いから強盗は不意打ちから身をよじって逃げ出すことができたが、ヴャチェスラフ氏はなおも追いかけ続け、これに向かいから歩いてきた2人の若者が手を貸してくれたおかげで強盗を見事取り押さえた。泥棒は警察に突き出された。
この一件でヴャチェスラフ氏は目を殴られ、手の甲の骨にひびを入らせてしまったが、その代わり名誉も所持品も失わないですんだ。