レバノンのゴーン氏の弁護士であるカルロス・アブジャウデ氏は、日産元会長に対する裁判は「レバノンに移管」あるいは「日本とレバノンの司法管轄省の協力」を見込んでいると語った。フィナンシャルタイムズ紙は、日本の検察が複雑な審理の移管に関してレバノン司法省と協力するかは今のところ明らかではない、と指摘している。
12月31日未明、欧米諸国および日本のメディアはゴーン氏が保釈中の身でありながら日本を出国し、レバノンにいることを報じた(同氏はフランス、ブラジル、レバノンに国籍を有している)。その後ゴーン氏自身も報道を認め「政治的抑圧から逃れ」日本を出たと声明を出した。