ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は8日にイスタンブールで首脳会談を行った。その中で両首脳はリビア情勢についての対応を調整し、紛争の当事者に対し日付が1月12日(日)に変わる時点から一切の攻撃を停止し、即座に和平協議を開始するよう要求した。
両首脳の共同記者会見後、リビア暫定政府の大統領評議会は声明をフェイスブックに発表し、リビア危機の解決に向けて友好国が協力する姿勢を示したことに歓迎の意を表した。また、リビア暫定政府に属するトリポリの国家最高評議会もまたロシアとトルコによる和平の提案を歓迎した。
昨年12月12日にリビア東部を勢力下に置くハリファ・ハフタル陸軍元帥はリビア暫定政府(国民合意政府、統一政府)のファイズ・サラージ首相が統治する首都トリポリに対し、最終決着の攻撃開始を宣言した。これを受けて、統一政府側はトルコに陸、海、空の軍事支援を要請した。
中東の衛生テレビ局アル=アラビーヤの消息筋によれば、統一政府はトルコに地対空ミサイル防衛システムの提供も要請していた。
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