動画では、攻撃により建物が破壊され、また、敷地内にたくさんのミサイルの残骸が散乱している様子が映っている。
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イランがイラクの米軍基地にミサイル攻撃。世界の目が米国の対応に集まりました。トランプ大統領は同日、軍事的報復はせず、イランに新たな制裁を科すと表明。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) January 9, 2020
この先、軍事衝突が勃発するのか、或いは、現段階では衝突の懸念は回避できたのか、皆さんのご意見をお聞かせください。
米国対イラン 中東の新たな対立激化
2018年5月、多大な困難を経て締結されたイランとの包括的共同行動計画(JCPOA)を米国が一方的に破棄して以来、米国とイランの二国関係は悪化の一途をたどっている。1月3日にかけての深夜、米国がイラクの首都バグダッドの空港付近に行った空爆で、イラン革命防衛隊の精鋭部隊のソレイマニ司令官が殺害。これを受けて中東情勢は急激に緊張化した。
イランは報復として8日にかけての深夜、イラクで米軍が駐屯する2か所の基地、北部のエルビル、および西部のアル・アサド空軍基地にミサイル攻撃を行った。イランは攻撃を「ソレイマニ司令官殺害に見合」った報復とし、この先、同様の行為を行う構えにはないと宣言している。
イランの攻撃後、トランプ大統領は国民に向けた演説を行い、米軍は人的被害を蒙らなかった事実を明らかにした上で、イランに対しては軍事力による威嚇は行わないものの、「強硬な経済制裁」を発動すると宣言した。
米国、イランの両国の高官、首脳らは事態悪化や戦争を望まず、平和と交渉の構えを示している。