台湾の有権者らは、中国政府による台湾の孤立化作戦を厳しく指弾するとともに、女性としては初の2期目となる総統の地位を蔡氏に委ねた。
蔡総統は報道陣を前に自身の勝利を宣言し、「台湾は世界に対して、われわれがいかに自由で民主主義的な生き方を大事にしているか、われわれの国をいかに大事にしているかを示した」と発言した。
対立候補だった最大野党・国民党の韓国瑜氏は敗北を認め、台湾南部の高雄で支持者らを前に「蔡総統に祝意を伝えた」と話した。
総統選挙は蔡英文総統が817万票余り、得票率はおよそ57%だった。一方、韓国瑜氏は552万2000票余り、得票率およそ38%となった。全体の投票率は74.9%。