日本が南クリル諸島周辺でタコ漁再開

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去年12月に北海道根室市の漁協に所属する漁船5隻がロシアの国境警備局によって連行されて以降、中断していた南クリル諸島(日本表記:北方領土)周辺水域での日本によるタコ漁が14日、再開した。共同通信が伝えた。

報道によると、北海道職員は10日に開催された漁師や漁協関係者との会議で漁獲物の重量を全て測定し、操業日誌の記載内容と一致しているかチェックするよう指導していた。

根室市の落石漁港では14日午前0時すぎ、落石漁協所属や根室、歯舞両漁協の船を含む7隻が出港した。

ロシア外務省のザハロワ報道官(アーカイブ写真) - Sputnik 日本
違法操業で拘束の日本の漁労者らに必要な援助を実施=ロシア外務省
日本の5隻は12月17日、ハボマイ群島周辺海域でタコ漁を実施中にロシア国境警備局に拘束された。ロシアの裁判所は、漁船船長らが漁獲に関する両国取り決めに違反し、申告漏れがあったとして日本円で1100万余りの罰金の支払いを命じた。その後、罰金の支払いが確認されたとして船長・乗組員は12月24日午前に解放された。

南クリル諸島の周辺海域で日本漁船の拿捕が相次いだことから、「安全操業」は1998年の露日政府間協定に基づいて行われている。

操業条件は毎年の交渉で決まる。2019年の漁獲量はタコ漁が216トンとなっているほか、スケソウダラが955トン、ホッケが777トンで設定されている。

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