恵比寿像は1932年(昭和7年)から港の繁栄や大漁をもたらすとして気仙沼市の岬に祀られていたが、東日本震災の津波で流され行方不明だった。
宮城県気仙沼市で港の繁栄をもたらすとして長年まつられ、東日本大震災の津波で流された「恵比寿像」が海中で見つかり、14日、引き揚げ作業が行われました。https://t.co/95ar0Y6JxF#nhk_news pic.twitter.com/MzjU8uPCjq
— NHKニュース (@nhk_news) January 14, 2020
地元住民らが捜していたが、震災から8年後の昨年11月、岬から25メートルほど沖合で工事業者が見つけた。14日、引き揚げ作業が行われた。
作業には市が依頼した業者など約20人が参加。ダイバーが深さ約5メートルの海中にあった恵比寿像にネットを取り付けた後、クレーンを使って慎重に引き揚げた。
恵比寿像は全長1.5メートルほどで「赤銅」と呼ばれる合金製。震災の津波で流される前とほぼ同じ状態で見つかり、海水による錆も少ないという。