ラナ・クレイトン被告は2018年7月、夫であるスティーブン・クレイトンさん(当時64歳)の飲み物に目薬を加えた。スティーブンさんは2日後に死亡。鑑定では、スティーブンさんの死因は目のかゆみや充血を和らげる点眼薬に含まれるテトラヒドロゾリンによるものと判定された。
原告側は、ラナ・クリントン被告が点眼薬には味も匂いもなく、飲み物に入れても夫が気づかないと知っていたと指摘。これに加え、夫が助けを呼べないよう、ラナ被告は夫の電話を捨てていた。後にラナ被告は夫の遺言書を燃やしており、これがラナ被告が夫の財産を受け取るために夫を殺害したという原告側判断の決め手となった。
In court in for Lana Clayton. She’s the South Carolina nurse accused of poisoning her husband to death using eye drops in 2018. pic.twitter.com/fDo3b8KBya
— Lisa Sivertsen (@astory2tellu) January 16, 2020
被告弁護側は、ラナ被告がDV(家庭内暴力)の被害者であったことを主張。5年間の結婚生活でスティーブン氏はラナ被告に殴る、首を絞めるなど何度か暴力を加えてことを弁護団が訴えた。
ラナ・クレイトン被告自身は、夫を殺すつもりはなく、夫が体調を壊せば暴力を振るわなくなると思った、としている。
南カリフォルニア州の法律では、計画的殺害は死刑に相当することがある。ラナ被告は罪を認めたため、死刑を免れた。
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