名前の候補は米国の小学生たちが提案した。2019年8月からは、低学年から12学年までの全年齢の学生らが2万8千案を考案した。その中からはじめ155案が選び出され、4700人のボランティアがこれを行い、その後、最終案が9つに絞られた。
その中には、Courage(「勇敢」の意)、Tenacity(「不屈」の意)、Ingenuity(「創意」の意)などがあった。
NASAの火星探査機の名前は、伝統的に名詞からなる。
9候補とされた火星探査機の名前の選定は1月27日までミッションのサイトで行なうことができる。それぞれの名称の下には、探査機の名前を提案した小学生らの意見が示された。ネットのユーザーたちに創造の場を提供するのはNASAが初めてではなく、以前、火星で初の「コンサート」のためにトラックリストを作るという提起がされている。
入賞者は3月に発表される。
提案が探査機の名前に採用される小学生は、2020年7月にカナヴェラル岬から打ち上げられる探査機を見守ることとなる。
まだ命名されていない探査機は火星に微生物が存在した可能性を調査する予定で、掘削機能が装備される。また、同探査機は火星の岩石のサンプルを「特別な場所」に保管するが、このサンプルがNASAの将来の機器を地球にもたらす可能性がある。
そのほか、機器は火星の環境条件を研究し、この惑星での潜在的な植民地化プログラムに役立てられることになる。
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