同紙は、東京五輪の開催が半年後に迫る中、新型コロナウイルスが開催地の日本で感染拡大する可能性について述べている。五輪大会では、人と人との接触は避けられない。スタジアムではファンでぎゅうぎゅう詰めになる上、選手同士の接触もある。
東京五輪を前にして、ドイツ・オリンピックスポーツ連盟のホーマン会長は新型コロナウイルスを「最大のリスク」と呼んだ。
さらに同会長は、2016年のリオ五輪の際は蚊が媒介するジカウイルスの懸念は限定的なものだったが、今回の新型コロナウイルスの方が、その心配がはるかに大きいと指摘している。
新型コロナウイルスの感染拡大はすでにスポーツ大会に影響を及ぼしている。NHKによると、2月に中国で開催予定だったサッカー女子の東京五輪のアジア最終予選は、オーストラリアのシドニーに変更となった。
中国の新型コロナウイルス
新型コロナウイルスによる感染が拡大する中国では肺炎による死者が132人に達し、感染者数は5974人にまで膨れ上がった。そのうち、感染が最初に確認された武漢市の死者は125人、感染者数は3554人。
WHO(世界保健機関)が新型肺炎に感染するリスクを軽減する方法を公開しています。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) January 24, 2020
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中国国家衛生健康委員会の钟南山専門委員長は、中国におけるコロナウイルスのピークはおよそ7~10日後にやってくるが、大幅に発症が増えることはないとの見解を示した。
NHKが28日に報じた情報によると、中国本土以外では17の国と地域で感染が確認されている。中国本土に次いで多いのがタイ。タイでは14人の感染が確認されている。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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