ドーピング陽性のカヌー世界王者 原因は「元彼との性交」でお咎め無し

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カヌースプリント世界チャンピオンのカナダのローレンス・ヴィンセント・ラポイント選手(27)は、ドーピング検査で一度は陽性反応が出たものの、ドーピング違反は行っていなかったことが判明した。見つかった違法薬物は、元ボーイフレンドとの性行為の間に彼女の体内に取り込まれたものであることが証明されたからだ。カナダ放送協会CBCが同選手の言葉を引用し、報じた。

2019年8月、ラポイント選手はハンガリーでのカヌースプリント世界選手権開幕前に実施されたドーピングテストで陽性反応が出たため失格となった。

ドーピング検査で、同選手の血液から筋肉増量に効果がある禁止薬物リガンドロールが検出された。このため、捜査期間中ラポイント選手は全ての大会への出場が禁止された。

ラポイント選手は、元ボーイフレンドとの「大量の体液交換」の後に禁止薬物が自分の体内に移ったとし、自身はその薬を飲んでいないと断言していた。

​そこで、ラポイント選手と性交した男性の髪が検査に回された。すると、その髪からリガンドロールが検出された。またその男性は、治療のため実際にその薬を飲んでいると発言した。このため、ラポイント選手の無罪が確定し、2020年の東京五輪への参加が認められた。

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