冒頭の文句は事実ではあるが、正しい部分は一部のみ。砂糖を含む食品は肥満や糖尿病など、あらゆる不快な結果をもたらすが、白砂糖を別の砂糖に置き換えることには疑問があるとコバルコフ院長は語る。
同院長は「人々は砂糖の代替品を見つけようとしている。一番最初に思いつくのが、ステビアなどの砂糖代用品。そして次に考えるのはより自然なものに置き換えることだ。例えば、白砂糖からきび砂糖、黒砂糖、粗糖、その他の未精製の砂糖にという風に。しかし、どんな砂糖も砂糖だ。果糖とブドウ糖からなる化学式だ」と説明する。
きび砂糖や粗糖は、マーケティング戦略に則って販売されている。店頭ではこれらの砂糖は「おなじみの」白砂糖よりもはるかに高価で、需要がある。しかし、コバルコフ院長がいうように、「色のついた」砂糖は、通常のものよりさらに有害な場合がある。
同院長は、きび砂糖が大規模な貨物船で海上輸送されていることを忘れないようにと忠告している。砂糖があるところには、ネズミがいる。
「厳密にいうと、ネズミに食べられないよう、砂糖の積み荷の下にヒ素を敷いている」
コバルコフ院長は「砂糖はヒ素を吸収する。厳密にいえば、きび砂糖を洗浄して白砂糖にしなければいけないのだが、きび砂糖は2倍の値段もするのに、なぜ洗浄する必要があるのか? また、インスタント食品を食べている人たちからは、大量のヒ素が検出される。ヒ素は体内から排出されるのに数年はかかる。粗糖だろうが、普通の白砂糖だろうが、体に害を与えることには変わりない。きび砂糖を食べれば、何かの恩恵にあずかることはない上に、ヒ素を体に吸収してしまうだけだ」と述べている。
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