ザギトワ選手は湖の天然リンクで行われたイリーナ・スルツカヤさんのアイスショーに出演。同選手の出番が終わった後、ファンの女性らが突然リンクに近づき、「(フィギュアスケート界に)あなたがいないと寂しい」と花束を渡した。
ショー主催者は、チケットを購入した人の大半はザギトワ選手が目当てであり、各地から来ていたと明かした。
ザギトワ選手自身は「誰とも話したくない」とのみ語り、記者会見に出席しなかった。
一方、ザギトワ選手の出演直後に突然押しかけた強引なファンにも批判が向けられている。一部の観客は写真撮影の際にザギトワ選手の肩を抱こうとしたが、同選手はやんわりとそれを拒み、肩にかけられたファンの手をどけた。また、ある若いファンはザギトワ選手に抱き着いたが、やはり同選手はそのファンの腕を離した。
この出来事はネットで大きな話題となり、ザギトワ選手に批判が集まっている。とはいえ同選手の熱心なファンはザギトワ選手の擁護にまわり、選手の負担と疲れを考慮するよう呼びかけている。
今後の予定として2月6日から9日までチューリッヒ、同11日にはローザンヌ、13日と14日はバーゼル、15日と16日はダボスでショーに出演する。3月29日にはモスクワでロシアナショナルチームのショーに参加、「チャンピオンズ・オン・アイス」で同31日にカザン(タタルスタン共和国)、4月3日にペルミ、8日にサンクトペテルブルグ、10日⁻12日には台湾で出演する予定。
ザギトワ選手は昨年12月13日に競技を一時停止すると発表。約1年にわたり熟考を重ね、やっと決断にいたったと語った。
競技参加はしないとした一方で、これまで通りトゥトベリーゼコーチのもとで練習を続けることも宣言。ショーの合間をぬって、宣言通り同コーチのグループで練習している。
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ザギトワ選手は五輪、ロシア選手権、欧州選手権、世界選手権、グランプリファイナルと女子シングルで可能な限りのタイトルを全て手にした。
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