羽生選手はSP自己ベストの110・53点を塗り替える111・82点を出した。 ジャンプが決まるたびに会場からは深いため息がもれるほど、 寸分の隙のない見事な演技だった。通常、 選手らはSP後の記者会見では口が重い。 フリースケーティングが終わるまで多くを語りたくないからだ。 スプートニク記者はその心境を理解した上で、一歩踏み込み、 今日、 達成できた緊張感と集中力をいかにフリーまで維持していくかを尋 ねた。この問への羽生選手の答えは実に爽やかなものだった。
【四大陸選手権 動画】
— フィギュアスケートbot (@figureskate_bot) February 7, 2020
羽生結弦🇯🇵SP 111.82 WRhttps://t.co/X7mtKdCeZT pic.twitter.com/5GJujrnZl8
「今日はとても気持ちよく滑れました。 特に気持ちをすごくのせることができて、なんか( フィギュアスケートって楽しいなぁ) と思いながら滑ることができました。 明後日のフリーはまた違ったストーリーのプログラムなので、 また違ったフィギュアスケートが出来たらいいなと思っています。 」
羽生選手のプログラムへの思いは今回、殊更大きかった。
Yuzuru Hanyu 🇯🇵 is well on his way to a first #4ContsFigure title as he takes a commanding lead with a new world short programme score. #羽生結弦 pic.twitter.com/6SXcWI7MXW
— Europe On Ice (@europeonice) February 7, 2020
「やはり、音があったからこその表現、深みとか、 きれいだと思っていますし、なにより、やっぱり、 曲をすごく感じる事をしながらも、 すごくクオリティーの高いジャンプを跳べたのは、 このプログラムならではなのかと思っています。」
自己ベストを塗り替えたわけだが、これについては羽生選手は「 得点はできれば112いければと思っていました。 ほんとうに感覚も、すべてよかったので、あとは0. 2というのは、誤差というか、付いたり付かなかったりの点数、 今回についてはですが。いつでも、0.2点を超えられるような、 いい演技をしていきたいなと思います 」と語っている。
四大陸選手権
2月6日から9日まで韓国ソウルでフィギュアスケート四大陸選手権が行われる。同選手権では米国、アジア、アフリカ、豪州、 オセアニア地域の選手がタイトルを争う。ISU( 国際スケート連盟)加盟国に関しては、 男女シングルは最大各3選手、 ペア及びアイスダンスは最大各3組が出場できる。 今大会は紀平梨花選手、羽生結弦選手、ユ・ヨン選手、 ブレイディ・テネル選手などのスターが出場予定。