ソフトバンク情報漏えい事件 出頭要請のロシア人が日本を出国

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ソフトバンク元社員による情報漏えい事件で、情報提供先とみられる在日ロシア通商代表部の幹部が10日に出国した。同幹部は、警視庁から出頭要請を受けていたが応じていない。

出国したのは在日ロシア通商代表部アントン・カリニン代表代理。事件は昨年の2月に、ソフトバンク元社員の荒木豊容疑者(48)が会社の営業秘密など機密情報を不正に入手したとして逮捕され、情報をカリニン代表代理に提供したとするもの。

カリニン代表代理は警視庁から複数回にわたり出頭要請を受けていたが、外交官特権を理由に拒否していた。同氏は10日、成田空港からロシアに向け出国した。

警視庁は、カリニン氏を機密情報を得ようとした疑いで書類送検する予定。

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