エスパー国防長官はブリュッセルでの記者会見で、「米国と『タリバン』は7日間のアフガニスタンでの暴力削減に関する提案について協議を行なった。私はここでこの提案について同盟国と検討を行なう。我われは常に、アフガニスタンにおいて唯一の解決策がない場合、何がよりましなのか、それは政治的な合意だと話してきた。この関係において進展が図られ、そしてまもなく我われはこのとこについてさらに報告することとなる」と表明した。
2019年、米国とタリバンは数ヶ月間協議を行った。アフガニスタンに関する米国代表ザルメイ・ハリルザド氏とタリバン政治事務所代表団は、ドーハで計8回協議を行い、和平合意案に達した。同案は、戦闘の中止と外国軍のアフガニスタンからの撤退、全面的なアフガニスタンにおける和平協議の開始を規定した。しかし、9月にカブールや他の都市でタリバンが行なった一連のテロにより米軍に犠牲者が生じたことから、ドラルド・トランプ大統領は「タリバン」との協議と合意文書への署名を中止した。
1月中旬には、タリバンはハリルザド氏に対し、7日から10日の期間でアフガニスタンでの一時的停戦を定めた提案書を提出したと発表された。
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