1月末に同海岸に現れたホホジロサメの中には、体長2.4~4メートル、体重は最大で500キロの巨大な個体が確認されている。ホホジロサメの生息マップによると、現在フロリダ州やメキシコ湾付近に大きな群れが存在している。研究者らはフロリダ州より北の水域でこれだけの数のホホジロサメが出現という異常事態に懸念を示している。
こうした水域に大型のホホジロザメが惹きつけられる要因として、研究者が推測するのは餌の存在や快適な水温。
海洋生物データを収集する非営利組織「オーサーチ」は、2012年以降、調査を目的にホホジロザメを捕獲し、追跡用のタグを取り付け海に放している。得られたデータから研究者らはホホジロザメの行動、移動の様子を調査し、研究を行っている。
オーサーチはフェイスブックで「このゾーン(ノースカロライナ州とサウスカロライナ州)にホホジロザメの群れが現れた原因は?」と題し、ホホジロザメの生息マップの画像をつけて投稿している。