2つのスケッチでは編み物をする女性が側面と正面から描かれている。専門家によれば、エリザベス2世は自身の家庭教師だったマリオン・クロフォード氏を描いていたという。紙の反対側には青いインクで「エリザベス」のサインが残されていた。
Sketches 'by young Queen Liz' valued at £3,000 and display 'precocious talent' #HRH #UK #London https://t.co/Fa5H4C0rLB
— #LondonNetworker (@LondonNetworker) February 21, 2020
芸術評論家のフィリップ・モールド氏は、「もしこのスケッチがほんとうに女王のものだったら、これらはまだ幼い頃の女王の才能を物語っている。もしエリザベス2世が女王の座に就いていなかったら、女王は芸術分野での自身の才能を発見していたかも知れない」と強調。「しかし、このスケッチについて何かコメントができる唯一の人物は、この画を描いた人物だけだろう」と語った。
スケッチが発見された書籍には1932年の日付が入っており、そのときエリザベス2世は6歳だった。専門家はスケッチそのものは、それより遅い時期に描かれた可能性があると推測する。バッキンガム宮殿の代表は作品の信憑性を確認することを拒否している。
この珍しいスケッチは3月4日までオークションにかけられる。専門家によれば、この作品の最低価格は3千ポンド(43万円超)となる。