この赤雪現象は、「Chlamydomonas nivalis」と呼ばれる氷雪藻が繁殖することによって起こる。氷雪藻は低温に強い胞子をつくり、胞子は冬の間は雪の中にとどまり、暖かくなると成長し始める。現在、南極は夏だ。
ウクライナ教育科学省は「赤ラズベリー色を通して雪は日光をより少なく反射し、より速く溶ける」と指摘している。その結果、より明るい藻類が形成される。
ウクライナ教育科学省によると、同様の現象は北極やアルプスでも見られるという。
先に、気候変動により南極のペンギンの個体数が激減したと報じられた。