この間、アビトボル氏は、15歳から17歳の時に数回にわたりコーチであったギレ・ベイヤー氏から性的虐待を受けていたと告発した。また、セクハラのケースについてはさらに何人かの女子フィギュアスケーターらが告発を行なっている。
こうしたスキャンダルの発覚後、フランスのアイススポーツ連盟(FFSG)のディディエ・ゲヤゲ会長が辞任を余儀なくされた。
セクハラ問題をテーマとしたフランス政府主催の全国的な代表者会議の場でアビトボル氏は、「私はこうした問題に対しなんらかの措置を講じようと考えている。私たちは、クラブの子どもたちにとって社会的な援助となり、精神科医が彼女たちと話ができるような場を年に2~3回持つというようないくつかの方法についてすでに検討してきている。
私は独自に団体を設立したいと思っている。私たちは、被害者への支援と二度とこうした事件が起こらないための配慮のあり方に関する規定について検討を行なっている」と表明した。