これより前、コロナウイルスCOVID-2019の蔓延を背景に24の国・地域が同様の制限を導入していた。例えば香港行政府は韓国から到着した全ての外国人の入国を完全に禁止した。同じく台湾も韓国からの到着した全員を対象に2日間の強制検査の実施を開始した。ベトナムではテグ(大邱)および慶尚北道から到着した全員を検査する予定。
共同通信によると、日本政府は本日、韓国の大邱市と清道郡を直近で訪れた外国人の入国を禁止する方針を表明した。これは安倍首相が本部長を務める新型コロナウイルス対策本部での決定。
韓国外務省は103か国の外交関係者を集め、韓国から到着した一般人に対する過度に厳しい措置の適用は控えるように求めた。現在、韓国における新型コロナウイルス感染者は1100人を超えている。
一方、韓国議会は検疫法の改正を可決した。改正案には、感染が蔓延あるいは拡大のおそれのある地域の外国人、あるいはそれら地域を経由して到着する外国人の全てを対象に入国禁止を求めることが可能になる条項が含まれている。
中国政府は2月26日、アシアナ航空OZ349「ソウル⁻南京」便の乗客94人を検疫検査した。機内で3人に高熱が認められたための措置という。
同日、在韓米軍(USFK)初となる新型コロナウイルスCOVID-2019感染者1名が確認された。
中国の新型コロナウイルス
当局は12月末、武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。
専門家らは、暫定的に新型コロナウイルス2019-nCoVが疾患の原因と判断した。
中国当局は国内で2715人の死亡者を確認し、2万9700人以上が回復したとしている。この間、ウイルス感染者は7万8千人を超えた。