この投稿を見たユーザーからは「いや、回ってる」「絶対動いている」という書き込みもある一方で、「すごい!実際には止まっている」「よく見たら動いていない。点滅しているだけ」と、トリックに気が付いた人も何人かいたようだ。
ついに立体的に動いて見える錯視が完成しました。
— じゃがりきん (@jagarikin) February 14, 2020
キューブが回転して見えますね?
止まっています pic.twitter.com/nyyWdr5O1E
実際、動画を再生と一時停止を繰り返しながらキューブの同じ角を観察してみると、投稿者がツイートしたとおり、まったく動いていないことに気づく。
このだまし絵の正体は、ファイ現象とよばれるもの。私たちが明暗いずれかから明暗のいずれかへの突然の変化を目にするとき、脳はそれを運動が起こっていると認識する。@jagarikinさんの動画を見てみるとキューブの青い枠には、わずかに白、灰色、黒い色がついていて、時間とともに3色が交互に変わっていくさまを確認できる。また、動画の背景も白、灰色、黒へと瞬間的に変化する。その結果、キューブの錯視的な「回転」が起きるのだ。
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