報告書によると、ウイルスは気道と肺胞の炎症を誘発し、繊維症(フィブロシス)の一形態である肺組織損傷は、SARS(急性呼吸器症候群)に比べ顕著ではないが、浮腫はより強くみられるという。肺胞では粘性液体の漏れが観察され、これは溺死状態を示しており、重体・危篤状態の患者にみられるという。
心臓、腎臓、脳、脾臓、消化管の損傷に対する新型コロナウイルス研究結果は決定的なものではなく、更なる研究を要すると報告書には記されている。その理由の一つとして、今回解剖された11体は年齢52歳から80歳の死亡患者のもので、臓器が他の疾病に冒されていた可能性にも触れられている。
一方、少量の分泌物が肺から胸腔に入り、その結果としてウイルスが心臓に入る可能性がることも指摘されている。
中国の新型コロナウイルス
当局は12月末、武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。
最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。専門家らは、暫定的に新型コロナウイルス2019-nCoVが疾患の原因と判断した。
WHO(世界保健機関)が新型肺炎に感染するリスクを軽減する方法を公開しています。
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— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) January 24, 2020
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