記者会見でトランプ大統領は「タリバンの指導者たちと近い将来に会談する」と発言した。タリバンは米政府とテロ撲滅に向けて合意に至っており、トランプ大統領はタリバンが新しい行動を起こすことに期待感を示した。しかし、米軍の撤退により事態が悪化する場合、米国は「かつて見たことのない兵力で戻ってくる」とけん制し、そうした事態にならないことを希望する、とした。
また、駐留軍の撤退時期についてトランプ大統領は「今日にでも、すぐさま撤退を始めさせる」とした。
米国と反政府武装勢力タリバンは和平合意に署名した。
合意文書では「米国とその同盟国、連合軍は共同宣言発表後および米国・タリバン間の合意締結後14カ月以内に残りの軍隊をアフガニスタンから撤退完了させる」と謳われている。
共同宣言では、米国はタリバンとの合意締結後135日以内に残りの基地から自国部隊を撤退させ、アフガニスタン駐留軍を8600人まで縮小するとされている。
和平合意調印式には約30か国の代表に加え、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長が出席した。
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