米国はイドリブ市での作戦で弾薬提供の支援を行なうのかとの記者団の質問に対し、エルドアン大統領は、「私はトランプ大統領にこうした要請を行なった」と語った。
この間、米国のジェームズ・ジェフリー地域特別特使は、米国はイドリブ市での作戦のためトルコに弾薬を提供する用意があると表明していた。
状況悪化のイドリブ県
シリア北西部のイドリブ県では2月27日、テロ組織「タハリール・アル=シャーム」がシリア政府軍の陣地に対して全面的な攻撃を開始した後、状況が悪化した。シリア政府軍は報復のため、空爆を開始。ロシア国防省の発表によれば、本来、その場にいるはずがないトルコ人兵士も銃撃戦に加わっていた。
この結果、トルコ軍の兵士34人が死亡。30人以上が負傷した。トルコ軍兵士に死傷者が出たとの情報を受け、ロシア側はシリア軍による戦闘を完全に停止するため、措置をとった。