新型コロナウイルスには2種類の型 中国研究チームが暫定的に発表

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4日、中国の研究チームは、世界各地で感染拡大が続く新型コロナウイルスには進行性のあるものと、そうでないものの2つの型に分類できるとの暫定的な調査結果を発表した。米ロイターが報じた。

調査結果を発表したのは、北京大学、中国科学院、上海パスツール研究所による合同チーム。チームは、この暫定調査結果は限られたデータに基づくものであり、ウイルスの変異・進化をより正確に理解するためには、幅広いデータを追跡調査する必要があると強調している。

​環球時報の英字版「グローバルタイムズ」によると、1月初めの湖北省武漢での感染拡大につながった、進行性のあるウイルスはL-cov型。コウモリから検出され、コロナウイルスに遺伝子的に近く、危険性がより少ないウイルスはS-cov型。両方の型の出現時期は異なっており、S-cov型の後に、より強力なL-cov型が出現している。

研究チームによると、進行性のあるL-cov型は武漢で流行したが、1月初め以降は減少してきている。

専門家らによると、ウイルスは通常、さまざまな環境や宿主に適応するため変異種を生み出す。現在新型コロナウイルスの感染が世界的に急増していることから、さらに多くの変異種が発見される可能性がある。


中国の新型コロナウイルス

中国当局は12月末、武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。

専門家らは、暫定的に新型コロナウイルス2019-nCoVが疾患の原因と判断した。

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スプートニクは新型コロナウイルスに関するその他の疑問と回答について別記事でご紹介している。こちらの記事およびこちらの記事をお読み下さい。

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