モスクワでの新型コロナウイルス感染拡大を阻止するため、ソビャニン市長は1994年12月21日付ロシア連邦法第68-FZ号「自然災害及び人災による非常事態時の住民保護、及び領土保全について」に従い、モスクワ市内の警戒レベルを引き上げた。
これにより、感染拡大が進む国と地域を訪問した市民はロシア連邦に入国し、 モスクワに入った時点で速やかにその事実を市当局に連絡し、 入国から14日間、自宅での隔離が義務付けられた。感染拡大地域には中国、韓国、イタリア、イラン、フランス、ドイツ、スペインなどが指定されている。
同時にソビャニン市長は新型コロナウイルス感染対策本部に対し、24時間体制で対応に臨むよう指令を出した。
またソビャニン市長は5日、公式ブログに投降した記事の中で「我らが街は空路、陸路含め、国内最大のハブである以上、モスクワがさらなる感染拡大を避けることは難しい」とコメントし、感染拡大への危機感をにじませた。
世界保健機関(WHO)の最新発表によれば、中国を含む国と地域で新たに2241人が新型コロナウイルスに感染していることが確認された。これにより、世界で新型コロナウイルスに感染した人の数は9万5333人に達した。そのうち、8万565人が中国で感染している。中国国内の死者は3015人で、中国以外の国と地域では267人の死亡が確認されている。
WHOが新型肺炎に感染するリスクを軽減する方法を公開している。