イラクの駐留米軍は11日、3人の死者を出したタジ基地へのロケット攻撃に対する報復攻撃をしたばかり。今回の空爆では武器庫が標的となった。国防総省によれば、これらの武器庫にはタジ基地攻撃の際に使用された兵器が保管されている模様。
Video of US airstrike on Iranian-led Kata’ib Hezbollah arms depot in #Iraq tonight. pic.twitter.com/FLEE3xWlXG
— Tanveer Sayani (@Tanveer_Sayani) March 12, 2020
国防総省のマーク・エスパー長官は声明を発表し、「米国は自国民、そして我が国と同盟国の利益に対して加えられる攻撃を看過しない」として、イラク民兵組織への攻勢を強める姿勢を示した。
イラクでは11日夜(日本時間で12日未明)、首都バグダッド近郊のタジ基地がロケット攻撃を受けた。タジ基地には米軍主導の有志連合軍が駐留しており、過激派組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」の掃討作戦を行っている。タジ基地には少なくとも15発のロケットが命中した模様。
ロイター通信によれば、この攻撃により米兵2人と英兵1人が死亡したほか、12人の兵士が負傷した。