この恐竜の頭蓋骨の長さはわずか7.1ミリ。研究者らはこの恐竜の体重はハチドリとほぼ同じの2グラムだったと推定している。またくちばしからは小さな、鋭い歯が30本も見つかった。歯はとがったくちばしの先から口の奥の大きな目の下あたりまで長い列をなして生えていた。
This week on the Nature cover: Small Wonder. Complete skull of diminutive dinosaur preserved in amber. Browse the issue here: https://t.co/7iBhIopOLK pic.twitter.com/1CaJTGDdZ3
— Nature (@nature) March 11, 2020
研究者らの推定ではこの小型恐竜は約9900万年前に生息していたもの。当時、爬虫類は水中、陸上で全盛を誇っていた。また、鳥類はまだ飛行にも、鳥としての新しい生活様式に完全に適応しておらず、その多くの口内では歯はまだ退化していなかった。そして、まさにその進化前の歯と大きな目が頭の両側に備わっていたおかげで、この恐竜は中生代(約2億5217万~6600万年前)の森で昆虫を捕えることができた。
The complete skull of a previously unknown species of bird-like dinosaur has been discovered trapped in a chunk of 99-million-year-old amber https://t.co/ciHwuKfBFq pic.twitter.com/qFQe0DU0nO
— CNN International (@cnni) March 13, 2020
研究者らは、この小型恐竜が、空飛ぶ恐竜から鳥へと進化する中間的な種の1つだと考えている。
以前、オーストラリア最大の恐竜に関する研究について報じられた。