栄養士が語る 検疫自宅待機中の食事はどうすればいい?

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検疫中に自宅で過ごしたり在宅ワークが続くと体重が増える危険がある。どう対処すればいいか、栄養専門医のイワン・アリメンコ医師に話を聞いた。

体重は増えたものを減らすより、増やさないほうが簡単である。しかしずっと家で過ごし、常に冷蔵庫に手が届く環境でどうやって体型を維持できるのか?

アリメンコ医師によると、自宅に“誘惑の食品”をおかない、食品の余分な買い溜めをしないこと。食べ物日記をつけ、食べ過ぎないことが大事だという。

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冷蔵庫で保存しないと危険な飲み物
同医師は「もし検疫による自宅待機でないならばマメに店に行き、少量の買い物をする。買い過ぎを抑えることが大事。特に好きな食べ物に関しては。自宅に誘惑の食品のストックがある人は、ストックがない人に比べて体重が平均9㎏多いと言われている。好きな食べ物は、何かのタイミングで一度に全て食べてしまい、後でひどく落ち込まないように少量のストックに留めるべき」と語った。

体重増加の原因となる“誘惑の食品”にはナッツ類りんご、その他の果物がある。これら食品は近くに置かないほうがいいという。

体重増加を防ぐには、食べ物日記や一日のカロリー計算が効果的だとアリメンコ医師は語る。在宅の人は平均1日2000キロカロリーの摂取が必要だ。これをオーバーしない、つまり余分なものを食べないよう、強い空腹感を蓄積しないためには3時間おきに通常の食事をとることを勧めている。

WHO(世界保健機構)は「身体によいつまみ食い」ではなく完全な食事を摂ることを勧めている。これに加え水分補給が重要だ。アリメンコ医師は「水分が十分にとれないと過食が始まる。そのため有益な補食として無脂肪ミルクを入れたコーヒー、甘いもの好きであればそれに砂糖代替品。このような飲み物は水分ストックを満たし、カロリーも高くはない」と語った。

同医師は、家にいても肉体運動の重要さを思い出さなければならないと結んだ。気分を保つためにも身体を伸ばし、軽い体操をしたり、ダンスをする必要があるという。


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