サイバー犯罪 コロナウイルスに効く「魔法の薬」でPC感染

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サイバー犯罪者はコロナウイルス蔓延を背景に、信じやすい人々や「魔法の薬」で自分を守りたいという気持ちを利用している。スプートニク通信はITセキュリティ専門家に話を聞いた。

Check Point Software TechnologiesロシアCIS社のワシーリィ・ジャギレフ社長は「この数週間ハッカーは、コロナウイルス拡散元を明かすとともにより詳しい情報をシェアするといった内容の悪意あるメールを配信している。メールを受け取ったユーザーがリンク先に飛んだり添付ファイルを開くと、エモテット(Emotet)などのマルウェア(ウイルスソフト)がコンピュータにダウンロードされてしまう」と語った。

ESET情報技術管理部長のルスラン・スレイマノフ氏は、コロナウイルスの影響でユーザーは常識に反して本能的に「魔法の薬」や割引マスク、その他商品を勧めるサイバー犯罪者を信用してしまう」と語る。

IT企業の専門家らは既に2月中旬の時点で、ドメインに「コロナウイルス」が入っているハッカーサイトが増えたことを指摘している。

「これらサイトはフィッシングメールの中にあり、メールを受け取ったユーザーに対してコロナウイルスの予防注射や「最も正確な検査」の支払いをするように勧めてくる。例えば当社の専門家が発見したvaccinecovid-19\.comというサイトはロシアで2020年2月11日に登録されている。これはハッカーが立ち上げたもので、サイトを訪れると『最優秀で最速のコロナウイルス検出テストが信じられない価格で!1万9千ルーブル!(約2万7千円)』といった具合に広告が出てくる。」

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