ブリーフィングでメルケル首相は渡航制限に関する欧州委員会の提案にEU加盟各国が一致して賛同したことを明らかにした。そのうえで、「ドイツは即刻、これを実施する」と発言、早急に渡航規制を実施する構えを見せた。すでにメルケル首相は外務省と内務省に指示を出している。
また、メルケル首相によれば、欧州理事会の首脳会談ではEU圏外に滞在する国民の速やかな帰国に向けて加盟各国が協力することでも合意が確認された。
メルケル首相によるブリーフィング後、ドイツのホルスト・ローレンツ・ゼーホーファー内務大臣は空路、海路での入国を厳しく制限するよう指示した。これにより、第三国の国民は特定の要件を満たさない限り、ドイツへの入国が今後30日間にわたって規制された。この規制については、内務省のスティーブ・アルター報道官がツイッターに投稿したメッセージでも明言された。
BM #Seehofer hat weitreichende Einreisebeschränkungen im internationalen Luft- und Seeverkehr angeordnet. Drittstaatsangehörige dürfen nur noch unter engen Voraussetzungen einreisen. Die Regelung gilt ab sofort, zunächst für 30 Tage. #coronavirusdeutschland #COVID19
— Steve Alter (@BMISprecher) March 17, 2020
ドイツでは17日、新型コロナウイルスの国内感染者が7156人に達した。そのうち、12人が死亡している。