憲法改正の国民投票日延期についてプーチン大統領が言及

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プーチン大統領 - Sputnik 日本
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ロシアでは憲法改正を問う国民投票が4月22日に予定されているが、新型コロナウイルスの感染状況がさらに悪化する場合は「国民の健康を優先」する選択肢が残されている。プーチン大統領が中央選挙管理委員会のエラ・パムフィロバ委員長との会談で発言した。

プーチン大統領は17日、憲法改正を問う国民投票を4月22日に実施することを定めた法令に署名した。その後、エラ・パムフィロバ委員長と会談した中でプーチン大統領はロシアでも新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されていることから、「国民の健康と生命より大事なものはない」として、「こうした行事が実施できる場合に限りこの選挙を進める」と発言し、状況によっては国民投票を延期する考えを示した。

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また、感染拡大が進む中、国民投票を4月22日と法令の中で明記した点についてプーチン大統領は、さらに状況が悪化した欧米でも政治活動や選挙活動は続いていると主張。「具体的な日付を定めない法令に署名するのは程度の差こそあれ無意味」として、日付を明記したてことに対して国民の理解を求めた。

新型コロナウイルスの感染対策が進むロシアでは3月18日から4月10日にかけて、トレチャコフ美術館や国立プーシキン記念造形美術館、国立歴史美術館といった首都有数の美術館に加え、図書館や文化施設が閉鎖されることとなった。

スプートニクは新型コロナウイルスに関するその他の疑問と回答について別記事でご紹介している。こちらの記事およびこちらの記事をお読み下さい。

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