ロシア大使館はモンテネグロ政府と交渉し、国民の速やかな帰国に向けて協議を行ってきたほか、取り残されたロシア人に対し、水や食料、その他の必需品などを提供している。大使館によれば、現地には1800人近くのロシア人が取り残されている模様。
モンテネグロ政府から臨時便の利用許可が下りたことにより、現地時間で18日夜、首都近郊のポドゴリツァ空港にアエロフロート社の臨時便がついに到着し、150人以上を乗せた第1便が23時過ぎに現地の空港を離陸した。
モンテネグロ政府は公式ツイッターへの投稿で、世界中が新型コロナウイルスの対策で混乱する中、外国人への対応も継続するとしたうえで、離陸したロシア人らに対し「気を付けてお帰り!」とメッセージを送った。
モンテネグロ政府は先週末の13日に新型コロナウイルスの対策措置を発表し、16日以降の2週間にわたって全教育機関を休校とするほか、大規模動員のイベント中止、欧州各国への渡航規制、入国制限といった厳戒態勢で対応にあたることを明らかにした。