研究者らは、2020年1月18日から2月28日までの期間で204人の患者の症状を研究し、新型コロナウイルスCOVID-19の患者の約半数が、自身の主要な症状として、下痢や拒食、完全な食欲不振といった消化器系の不調を訴えたことを確認した。悪寒や嘔吐、腹部の痛みといった症状はあまり一般的ではなかった。
研究結果は、呼吸器系の症状の患者らより、消化器系の症状の患者らの方がより遅れて新型コロナウイルスが検出されたことを示している。このほか、彼らはより長期入院し、また、こうした患者の治療は長引き、困難であった。
第2の研究は、米国の医師らが胃腸科医のために中心的な情報をまとめたもの。この情報は、慢性的な消化器疾患の患者らに関するもので、患者らには新型コロナウイルスの感染が検出されるおそれがあり、また、そうした患者らには勧告が行われた。
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— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) January 24, 2020
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研究者らによれば、現状では炎症性の腸疾患を伴う患者に特別に注意する必要があるという。報告では、こうした患者らはどんな場合でも新型コロナウイルスCOVID-19の脅威から従来の製薬を断念する必要はないという明確な指針となっており、それは、腸感染の拡大リスクは、新型コロナウイルス感染の可能性をはるかに上回っているためだ。これらの患者らは、検疫や自己隔離の体制の観察を、他の患者よりも厳格に実施する必要がある。