東京の原宿駅の木造駅舎にシャッター ガラス張りで開放的な新駅舎の営業スタート

CC BY-SA 3.0 / Chris 73 / 東京の原宿駅
東京の原宿駅 - Sputnik 日本
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96年の歴史を持ち、東京で最も古い原宿駅の木造駅舎が21日午前1時、その営業を終えた。そしてその3時間後、木造駅舎に隣接する新駅舎で原宿駅の営業が開始した。ソラニュース24が報じた。

原宿駅は1906年に開業。関東大震災の翌年の1924年に木造駅舎が建てられた。この木造駅舎は、第二次世界大戦中の空襲での焼失を免れ、戦後復興、高度経済成長、バブル時期を生き抜いてきた。また、原宿は日本の流行最前線のエリアであるにもかかわらず、原宿駅の駅舎は建設当時には目新しかったヨーロッパの建築様式を取り入れた木造建築だった。

​新駅舎は、木造駅舎のすぐ隣。床面積は旧駅舎の4倍と広くなっただけではなく、出入口も従来の竹下通りや表参道の他に、新たに明治神宮側にも設けられた。また、新駅舎はエレベーターの数を増やし、多機能トイレ、ベビー休憩室なども新たに設置した。新駅舎をさっそく利用した人たちからは「(ガラス張りのため)景色が見えて明るくなった」「(以前より広くて)使いやすくなった」との声が聞かれた。

​2016年、JR東日本は老朽化、耐火性能に問題があることから原宿駅の木造駅舎の建て替え計画を発表。原宿駅は21日1時、旧駅舎の営業を終え、同日4時に新駅舎での営業を開始した。今後、木造駅舎は解体され耐火基準を満たした材料で再現した建物が近くに建てられる予定。

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