非労働週間は休日扱い?
賃金を維持したままの非労働週間はコロナウイルス感染拡大防止策の一つだ。この間、国民は自宅で自主隔離の状態となる。ドミートリィ・ペスコフ大統領報道官によると、これは祝日や休日ではなく、遠隔で仕事ができる者は継続して仕事をしなければならないという。
コロナウイルス抑制の追加措置として、モスクワではセルゲイ・ソビャーニン市長の指示で3月28日からバー、レストラン、カフェ、多くの商店や娯楽センター、各種パーク、美容院、スポーツ施設などが閉鎖される。同様の措置がサンクトペテルブルクでも適用となる。当局は市民に対し、特に用がなければ外出しないように呼びかけている。
海で隔離
当局の呼びかけにもかかわらず、非労働週間を休暇の機会と捉える人もいる。
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クラスノダール地方のヴェニヤミン・コンドラチェフ知事は、非労働週間が宣言されて以来、ソチのホテルで予約が殺到したと指摘した。3月27日、旅行会社「デリフィン」のセルゲイ・ロマシキン社長は、プーチン大統領のテレビ演説の後、ソチとクリミアでホテル予約が3倍に増えたと語った。これには航空券の需要が落ちたことから国内航空線の価格が大幅に下がったこととも関係あるという。
飛行機は途中で引き返し…
この状況から、クラスノダール地方当局では3月28日から4月5日までリゾート地区のホテル予約を一時停止するという対応をせざるを得なかった。またソチではカフェやバーが閉鎖された。
ソチ市のアレクセイ・コパイゴロツキー市長はロシア国民に直接、旅行を止めるよう呼びかけた。この後、旅行者の予約はキャンセルされた。というわけで「ペルミ‐ソチ」便の乗客147人の旅行は離陸後10分でキャンセルとなった。飛行機は空中で引き返し、ペルミに着地した。
クラスノダール地方知事は、既に宿泊施設にチェックインした客を追い出すことはしないと約束した。ただし多くのホテルは自ら、宿泊客に対しチェックアウトと帰宅を求めている。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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