フォーミュラ1が援助に全力 レーシングチームが医師らと共同で人工呼吸器を製造

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ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン (UCL)の医師と医療機関、エンジニアがフォーミュラ1の「メルセデス」チームと共同で、1週間という短い期間で、新型コロナウイルスの患者用に人工呼吸器を製造した。この機器には換気装置は必要ない。すでにこの人工呼吸器はイタリアや中国で活用されている。

この人工呼吸器CPAP(Continuous Positive Airway Pressure、 持続性気道陽圧)は、常時、気道へ一定量の空気を送り続けることができる。

同様の機器はすでに医療機関で利用されており、特に中国やイタリアで新型コロナウイルスの患者の治療で活用されているものの、台数は不足している。

これまで新しい機器40台がロンドンの4つの医療機関に配置された。これらの機器が良い結果を生んだ場合、メルセデスAMG・ハイパフォーマンス・パワートレインズ(フォーミュラ1用エンジンメーカー)は、1日に最大でCPAP1000台を生産することができる。

医薬品・医療製品規制庁はこの機器の使用を承認した。


新型コロナウイルス

中国当局は12月末、 武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表した。 最初の患者たちは海鮮市場に出入りしていた。

専門家らは、 暫定的に新型コロナウイルスCOVID-19が疾患の原因と判断した。

中国に続き、イタリア、米国、スペインで、特に多く感染が広がっている。

世界保健機関(WHO)は3月11日、新型コロナウイルスの拡大はパンデミックとなったことを明らかにした。


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