つい口にいれてしまう隔離生活中の食生活 健康を崩さない方法は?

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隔離生活は、買い物や食事を作るなどの日常生活に支障をきたす。スペインのナバーラ州立大学の予防医学の教授で、ハーバード大学公衆衛生大学院の栄養学准教授のミゲル・マルティネス=ゴンザレス氏は、スプートニクに対し、健康への損失を最小限に抑えて隔離生活を乗り切るためには、食品を購入して料理するのが一番良いと語っている。

食品を安全に買うため方法は?

ゴンザレス氏は、できれば食品はインターネットで購入するのが一番だと考えている。注文品の理想的な受け取り方は、宅配業者が家の中に入らず、アパートや家のドアで渡してもらうこと。

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自宅で注文できず、自分で買いにいかなければならない場合は、マスクと手袋をした方がいい。マスクがなければ、鼻と口をスカーフやハンカチで覆う。

今スペインでは、スーパーの入り口でビニール製の手袋が手渡される。手を消毒してから手袋をはめる。支払いを済ませると素手で手袋にふれないように丁寧に取り外し、出口で捨てる。

買い物から戻ると「ハッピーバースデーの歌」を2回歌いながら石鹸でしっかりと手を洗う。もちろん、他の用事で出かけて帰った際も同様に行う。

買うのはどの食品?

ゴンザレス氏は「パンは全粒粉のものを買った方がいい。冷凍保存できるので、買うために頻繁に外に出る必要がないからだ」とアドバイス。

隔離生活の日々で、なにより健康に良い食事は、地中海食。同氏が勧めるのは、定期的に果物や野菜を食べること。また、ファーストプレスのオリーブオイルをかけたパンを食べるのも良いという。

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タンパク質の源である魚は週に3回以上、卵は週に3〜4個食べるのがいい。健康に良いのはドライフルーツやナッツ類、特にヘーゼルナッツやアーモンドで、しかもこれらは保存も効く。ナッツ類やドライフルーツは1週間に3つかみ分を摂取するのがいい。

ファストフードはベストな選択ではない。なぜなら塩分、質の悪い油がたくさん含まれていることが多いからだ。砂糖入り飲料、牛乳ベースのデザート、ソーセージやハンバーガー、サラミ、フライドポテト、クッキーなど、これら全てのものは食事から外した方がいい。

その理由をゴンザレス氏は「これらの食品はほとんどの場合、人があまり動かないと肥満の原因になりえる」と指摘する。

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生鮮食品は冷凍食品や缶詰よりも健康に良いとされている。しかし、外出しない方がいい隔離条件下では、ズッキーニ、インゲン豆、レンズ豆、魚の缶詰や冷凍食品はかなり適している。ただし、これらに含まれる塩分量は常に確認する必要がある。また、冷凍の魚や肉なども購入するといい。さらに果物や野菜、特にリンゴ、梨、オレンジ、キウイ、トマト、キュウリなどは冷蔵庫で長期間保存できる。人間は四方を壁に囲まれて暮らしていると、冷蔵庫に近づく回数が多くなるので、食事を取る時間をしっかり守ることも重要だ。

ゴンザレス氏は「つまらないからと、それを理由に何かを口に入れることで落ち着こうとすると、摂取カロリーが増えてしまう。今何かを食べれば本当に落ち着くのか、退屈しなくなるのかと、まず考えてみてください」と食べ過ぎを回避する方法をアドバイスしている。

一人暮らしではない人は、1日1回は同じ家に暮らす人と一緒に食事をすることをお勧めする。その時はテレビをつけたり、スマホをみたりしないように。


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