同誌の編集部は、4月号の表紙を白一色に決めたのは、写真がないからではなく、この色が尊敬、再生、また考えたり、沈黙するための時間と場所など「同時に多くのことを意味する」からだと発表している。
同誌は「人々が死に、医者と看護師が命を懸け、世界が永遠に変わりつつあるときに、何かを語るのは、ヴォーグ・イタリアのDNAではありません」と表紙の写真とともに投稿している。
外国から帰国したロシア人デザイナーのアルチョム・イワノフ氏は先日、サンクトペテルブルクの病院で隔離された。そこで同氏は、新型コロナウイルスと隔離がテーマのオンラインファッション誌「Botkina Covid Fashion」を思いつき、先頭に立って友人らとともに制作を進めた。イワノフ氏は病院で隔離されている人々の写真を撮り、表紙に掲載した。その表紙はまるでヴォーグ誌やハーパーズ・バザー誌のようだ。
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