同試合は当初4月18日にニューヨークで行う予定で、メインイベントはハビブ・ヌルマゴメドフ(ロシア)VSトニー・ファーガソン(米国)戦となるはずだった。米国への入国制限や集団行事禁止にもかかわらず、ホワイト会長は最後まで試合開催に向け動いていたが、4月1日にヌルマゴメドフ選手自身が対戦を行わないことを発表した。
ヌルマゴメドフ選手は、国境が閉鎖されロシアを出国できないと説明。その後UFCはヌルマゴメドフ選手に代わり、ファーガソン選手の対戦相手をジャスティン・ゲイジー選手(米国)に決めた。
その1週間後にホワイト会長は、米国およびその他多くの国で試合開催は不可能なため、プライベートアイランドで行うと発表。ホワイト会長によると必要なインフラは用意される予定で、間もなく最終的な2か月間の賃貸契約を結ぶという。現在の企画では、試合は毎週行われる予定。
ホワイト会長はその島の具体的な場所を明かさなかったが、参加選手もチャーター機で運ばれ、到着するまで場所は知らされないとのこと。対戦前に選手のコロナウイルス検査は行うかという質問にホワイト会長は答えず、「健康と安全は、コロナウイルスに限らず、いつでも大事だ」と強調するに留まった。
観客は島に入ることはできず、試合は無観客で行われる。北米最大のスポーツ専門チャンネルであるESPNが独占放映権を獲得した。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
© Sputnik / Savitskaya Kristina