UNIFILのデ・コール司令官は4月8日、レバノンの首都ベイルートでハッサン・ディアブ首相と会談し、イスラエル・レバノン紛争の解決に向け採択された国連安保理決議1701の順守について協議した。
会談の中でデ・コール司令官はイスラエル空軍の行動は国連安保理決議1701に対する重大な違反、およびレバノンの主権侵害に当たるとの考えを示した。
また、イスラエル空軍による主権侵害行為は地域の不安定化を招くと指摘し、厳しい内容の抗議文をイスラエル軍に送ったことを明らかにした。
レバノン政府も同様にイスラエル軍による領土侵犯に抗議を続けている。イスラエル空軍はシリアを空爆する際にレバノン南部の空域を侵犯しており、レバノン側は断固として受け入れられないとしている。