ところがこの支援金の負担にはEUの全加盟国が同意しているわけではない。たとえばオランダは反対を唱えている。
コンテ伊首相はパンデミックを第2次世界大戦以後、最大の試練と指摘し、EU諸国に対し、コロナウイルスにより最大の被害を受けた諸国への支援を呼び掛けた。
イタリアは前提的な試算ではパンデミックにより11%もの経済縮小を迫られ、債務が膨れ上がっている。
すでに2月の段階でコロナウイルスの感染が始まっていたイタリアは、新たな感染者数では長期にわたって欧州最多を記録し続けていたが、この時期になってようやく感染の速度が鈍化へと転化してきた。
最新の調べではイタリアの感染者数はほぼ14万人に達しており、1万7500人が死亡している。