エフゲニー・ゲラシモフ議員は、自主隔離体制に伴い閉鎖されている公園で野良動物にエサをあげることができるかというモスクワ市民の質問を受け、警察に問い合わせた。
警察は同議員に対し、警察職員はエサのために外出するボランティアについては把握しているが、もう間もなく外出許可証が必要になるかもしれないと回答した。
現在自主隔離体制により、モスクワ市民が外出できるのはやむを得ない理由がある場合のみ。公園など公共の場所は閉鎖されている。
ロシアのコロナウイルス状況
ロシアで新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたのは1月31日で、中国籍2人だった。その後初期のコロナウイルス対策がとられた。湖北省とその中心地である武漢市からロシア国民を避難させ、ロシア到着後は14日間の隔離状態に置いた。その後、ロシア・中国間のビザなし渡航は停止となり、中国との航空・鉄道輸送も制限された。集団行事は中止され、文化・スポーツ施設は閉鎖、学校や大学では長期休暇が延長され、その後オンライン授業へと移行した。
3月30日にはロシア全国で自主隔離体制となった。特別な用事がなければ自宅を出ることが禁止されている。例外は治安機関、医療、食品・医薬品供給、社会インフラの関係者。自主隔離の違反者は処罰の対象になる非常事態宣言はまだ発令されていない。
© Sputnik / Savitskaya Kristina経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
経緯:新型肺炎はどのように流行するのか
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