今回放映されるのはバレエが「スパルタクス」、「ドン・キホーテ」、「現代の英雄」、「明るい小川」、「コルサール(海賊)」、オペラは『ムツェンスク郡のマクベス夫人』、『サトコ』。この他、リムスキー=コルサコフ生誕175周年を記念したオペラ歌手らによるコンサートが用意されている。
オンライン中継は日本時間深夜1時(モスクワ時間19時)から開始される。中継は生放送を同じレジームで行われるので、観劇途中で巻き戻しはできない。ただし、リアルタイムで観劇が出来なかったというファンも大丈夫。舞台中継はYouTube上のボリショイ劇場のチャンネルに24時間キープされるのでその間であればいつでもアクセス可能となる。
ボリショイ劇場のウラジーミル・ウーリン代表取締役は「現段階では通常の体制での劇場の業務再開はできませんが、愛する観客の皆さまが自主隔離を余儀なくされていることから、私たちはインターネットでの中継を続行することにしました。それにこれが人々に大きな喜びを与えていることは間違いないですから」と語っている。
ボリショイ劇場は3月27日、史上初のオンライン中継に踏み切った。2週間で視聴回数は650万回を超えた。組織側の話では世界134か国の300万人を超える観客がこれを楽しんだ。