韓国雇用労働部のデータによれば、3月に支払われた国内の失業手当は過去最高の8982億ウォン(約789億円)に達し、昨年比で40.4%増となった。また、先月の失業手当の申請件数は、昨年比で24.8%の増加となり、15万6000人に達した。
聯合ニュースは、実際にはこれよりはるかに多くの人たちが職を失っていると報じている。雇用労働部の公式データには、自営業者や嘱託職員、臨時職員は含まれていない。さらに、統計データは、過去8年間で韓国労働市場での求人の減少がもっとも深刻であることを示している。3月末の求人件数はわずか13万9485件、しかし、1年前は20万2803件だった。
聯合ニュースは、雇用労働部の報告についてコメントした韓国の文在寅大統領が現在の状況は危機の始まりでしかないと強調し、政府は近い将来、パンデミックの影響を受けた労働者と企業を支援する追加の予算措置をとることを約束したと報じた。
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